| 【70年代生まれの論客たち―新宿本店フェアご案内】 (No.136 2007. 7.13配信号) |
1970年代に生まれた研究者やジャーナリストが、めきめきと頭角を現しています。 「昭和」も「バブル」も終焉した「失われた十年」に青春を過ごし、就職活動は「氷河期」。「フリーター」「ニート」「ポスドク」を量産し、「希望格差社会」の「下層」。消費者としては、従来の市場分析の語り口から疎外された「団塊ジュニア」。 そんな彼ら・彼女らも、いまや28歳〜37歳の働き盛り。今年の新聞の正月特集では、次代を担う才能ある「団塊ジュニア」たちが、大きく取り上げられました。 紀伊國屋書店新宿本店3Fでは、今、彼ら・彼女らを読まずして、日本と世界の「これから」は語れない! という思いから、「70年代生まれの論客たち」フェアを開催中です。「団塊の世代」以後は避けられてきたような硬派の主題に真正面から挑む者、現場に身を置きながら「貧乏くじ世代」の現実を直視し社会に訴える者――各人各様の「70年代生まれ」の思考と実践から、00年代の希望/絶望が浮かび上がります。 ★「70年代生まれの論客たち フェア」 ・場所 :紀伊國屋書店新宿本店 3F ・会期 :開催中〜7月31日(火) ・お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店 (TEL)03-3354-0131 (FAX) 03-3354-0275 |
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1.1970年代生まれの研究者が中心となっている論文集 |
【1】 | 若者の労働と生活世界 彼らはどんな現実を生きているか | |
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![]() | 本田由紀 2007/05 (大月書店) 標準価格:税込\2,520 ISBN:9784272350254 |
★混迷する社会に生を模索する若者たち―それぞれの「現場」から見える実像とは?作られる「若者」像に抗し、若き研究者・実践者たちの手で編まれた画期的論集。 2007年6月17日「日本経済新聞」書評掲載。 |
【2】 | グロ−バリゼ−ションと文化変容 (Sekaishiso seminar) 音楽、ファッション、労働からみる世界 | |
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![]() | 遠藤薫 2007/03 (世界思想社) 標準価格:税込\1,995 ISBN:9784790712374 |
★コンビニ、ジーンズ、ラップ、ロック、バイク、ヤンキー、オタク…“自明の日常”として見過ごされるポピュラーな文化に着目し、そこに潜むグローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって読み解く。 |
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2.瀬沼 文彰(1978年生まれ)
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【1】 | キャラ論 | |
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![]() | 瀬沼文彰 2007/03 (STUDIOCELLO) 標準価格:税込\1,260 ISBN:9784903082424 |
★「キャラ」に覆われた現代社会、若者たちに多く見られるユニークで複雑な人間関係…。元お笑い芸人が若者世代の人間関係やコミュニケーションに注目して、彼らの実態や特徴を分析。現代社会を生き抜くヒントが満載。 |
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3.白井 聡(1977年生まれ)
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【1】 | 未完のレ−ニン (講談社選書メチエ) 〈力〉の思想を読む | |
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![]() | 白井聡 2007/05 (講談社) 標準価格:税込\1,575 ISBN:9784062583879 |
★革命を論じた「国家と革命」、世界観のマニフェスト「何をなすべきか」。2つのテクストから立ち現れる「リアルなもの」の探求者レーニンの相貌。資本主義の純粋化が進む現在、レーニンという思想史上の事件を捉え直す。 2007年7月1日「朝日新聞」書評掲載。 |
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4.風間 直樹(1977年生まれ)
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【1】 | 雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか | |
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![]() | 風間直樹 2007/05 (東洋経済新報社) 標準価格:税込\1,680 ISBN:9784492260845 |
★現代の労働者がいかに過酷な立場に立たされているかを徹底取材。待遇は改善されず、または悪化する一方で、負うべき責任だけは膨らんでいく。雇用のあり方を問い直す警世の書。 2007年7月1日「毎日新聞」書評掲載。 |
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5.阿部 真大(1976年生まれ)
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【1】 | 働きすぎる若者たち (生活人新書) 「自分探し」の果てに | |
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![]() | 阿部真大 2007/05 (日本放送出版協会) 標準価格:税込\735 ISBN:9784140882214 |
★ニート、フリーター、下流社会…「学ばない、働かない若者」が問題だって言うけれど、でも本当は、多くの若者が報われない労働にのめり込んで燃え尽きてしまうことこそが問題ではないのか?「あり地獄」とも称されるケアワーカーの実態調査を通して、若き社会学者がロストジェネレーション(25〜35歳)の労働問題の構造と本質を鮮やかにえぐり出す。 2007年7月1日「朝日新聞」書評掲載。 |
【2】 | 搾取される若者たち (集英社新書) バイク便ライダ−は見た! | |
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![]() | 阿部真大 2006/10 (集英社) 標準価格:税込\672 ISBN:9784087203615 |
★東京大学大学院に在籍中の著者が、自らの体験をもとに、同世代の団塊ジュニアが直面する労働・雇用問題を分析した、衝撃の論考。 |
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6.鈴木 謙介(1976年生まれ)
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【1】 | 〈反転〉するグロ−バリゼ−ション | |
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![]() | 鈴木謙介 2007/05 (NTT出版) 標準価格:税込\2,310 ISBN:9784757141568 |
★自己駆動する空虚、「グローバル化は避けられない」という信仰を解体する―。グローバリゼーション論をアナーキズムの思想史から再読解し、「裏返っていく世界」の実像に迫る、21世紀の新しい社会理論。 2007年6月17日「日本経済新聞」書評掲載。 |
【2】 | ウェブ社会の思想 (NHKブックス) 〈遍在する私〉をどう生きるか | |
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![]() | 鈴木謙介 2007/05 (日本放送出版協会) 標準価格:税込\1,124 ISBN:9784140910849 |
★急速に情報化する世界の中で、人は自らの狭い関心に籠もり、他者との連帯も潰えていく。共同性なき未来に、民主主義はどのような形で可能なのか。情報社会の生の行方に鋭く迫り、宿命に彩られた時代の希望を探る。 |
【3】 | カ−ニヴァル化する社会 (講談社現代新書) | |
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![]() | 鈴木謙介 2005/05 (講談社) 標準価格:税込\735 ISBN:9784061497887 |
★分断される自己イメージ、データベース化する人間関係…ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」。「ニート論議」「監視社会論議」の本質も明らかに。 |
【4】 | 暴走するインタ−ネット ネット社会に何が起きているか | |
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![]() | 鈴木謙介 2002/09 (イ−スト・プレス) 標準価格:税込\1,575 ISBN:9784872573022 |
★“出会い系”から“2ちゃんねる”まで26歳(当時)の気鋭社会学者が過激化するインターネットの現在を読み解いた。 |
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7.高原 基彰(1976年生まれ)
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【1】 | 不安型ナショナリズムの時代 (新書y) 日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由 | |
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![]() | 高原基彰 2006/04 (洋泉社) 標準価格:税込\819 ISBN:9784862480194 |
★中国・韓国の若い世代の「反日」と、日本の「嫌韓・嫌中」世代の根っこにあるのは何か。若き社会学者がグローバル資本主義下の三国に共通する課題を浮かび上がらせる。スケールの大きい衝撃のデビュー作。 |
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8.荒井 裕樹(1976年生まれ)
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【1】 | プロの論理力! トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術 | |
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![]() | 荒井裕樹 2005/09 (祥伝社) 標準価格:税込\1,365 ISBN:9784396612504 |
★青色発光ダイオード中村裁判などに携わり、28歳で年収1億を実現した弁護士が、これまで培ってきた論理的思考力の鍛え方、論理的交渉の進め方、そして論理的思考に基づいた仕事術までを、余すところなく開示する。 |
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9.中島 岳志(1975年生まれ)
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【1】 | インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け | |
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![]() | 中島岳志 2006/07 (新潮社) 標準価格:税込\1,575 ISBN:9784103027515 |
★怒涛の経済成長を続けるインドでせめぎ合う、政治と宗教、消費文化と精神世界。人々は、豊かな生活を享受する一方で、伝統やモラルの喪失に悩み始める。「21世紀の大国」インド現代社会の内面を抉る。 |
【2】 | ナショナリズムと宗教 現代インドのヒンドゥ−・ナショナリズム運動 | |
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![]() | 中島岳志 2005/08 (春風社) 標準価格:税込\3,800 ISBN:9784861100482 |
★ナショナリストとは誰か?インド国内メディアでさえ取材の難しい過激な宗教ナショナリズム運動の内部深く入り、その活動実態と理念を明らかにする。 |
【3】 | 中村屋のボ−ス インド独立運動と近代日本のアジア主義 | |
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![]() | 中島岳志 2005/04 (白水社) 標準価格:税込\2,310 ISBN:9784560027783 |
★大佛次郎論壇賞受賞作。日本に亡命して新宿中村屋に身を寄せたエピソードで知られるインド独立運動の闘士ボースのアジア解放への熱い希求と日本帝国主義への止むなき依拠との狭間で引き裂かれた懊悩の生涯を通して、「大東亜」戦争とは何だったのか?ナショナリズムの功罪とは何か?を描く、渾身の力作。 |
【4】 | ヒンドゥ−・ナショナリズム (中公新書ラクレ) 印パ緊張の背景 | |
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![]() | 中島岳志 2002/07 (中央公論新社) 標準価格:税込\819 ISBN:9784121500571 |
★欧米マスコミはもちろん、日本の特派員もなかなか入れない対象に潜入して、一訓練生としてインドの下層大衆と触れあい、また、RSSの指導者たちとも対話を繰り返した記録。写真多数(100点以上)。 |
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10.志葉 玲(1975年生まれ)
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【1】 | たたかう!ジャ−ナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争 | |
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![]() | 志葉玲 2007/06 (社会批評社) 標準価格:税込\1,890 ISBN:9784916117748 |
★キミはホンモノの戦争を見たか。米軍に「捕虜」として拘束された若手ジャーナリスト・シバレイが、イラク戦争、レバノン戦争の実態を追う。日本で報道されない戦争が今、明らかに。 |
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11.雨宮 処凛(1975年生まれ)
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【1】 | 右翼と左翼はどうちがう? (14歳の世渡り術) | |
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![]() | 雨宮処凛 2007/05 (河出書房新社) 標準価格:税込\1,260 ISBN:9784309616438 |
★ウヨクとサヨク。命がけで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに仲良くできないのはなぜ?両方の活動を経験した著者が、学校では教わらない右翼・左翼のテロ、革命の歴史や現状をとことんかみ砕く。現役活動家6人への取材も収録。中学生以上、大人まで。 |
【2】 | 生きさせろ! 難民化する若者たち | |
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![]() | 雨宮処凛 2007/03 (太田出版) 標準価格:税込\1,365 ISBN:9784778310479 |
★自己責任の名のもとに私たちを使い捨てる社会に、企業に、反撃を開始する!この国の生きづらさの根源を「働くこと」から解き明かす宣戦布告の書。 |
【3】 | すごい生き方 (Sanctuary books) | |
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![]() | 雨宮処凛 2006/01 (サンクチュアリ・パブリッシング) 標準価格:税込\1,365 ISBN:9784861130090 |
★今、若者の2人に1人が「生きづらい」と感じ、10人に1人が自殺未遂を経験。その問題の根っこは何なのか。どうすれば解決できるのか。ごく最近まですごく生きづらかった著者が、若者と一緒になって考える本。 |
【4】 | 自殺のコスト | |
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![]() | 雨宮処凛 2002/02 (太田出版) 標準価格:税込\1,260 ISBN:9784872336443 |
★『完全自殺マニュアル』が書かなかった自殺の損得勘定。致死量のクスリの値段、自殺者遺族の年金額、電車飛び込み自殺の損害賠償額、自殺物件の下落率、自殺でもらえない生命保険の種類など、本当に自殺は得か損か?後悔だらけの人生で、死んでまで後悔したくない人のための「自殺の費用対効果」バイブル。 |
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12.堀 巌雄(1974年生まれ)
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【2】 | ロ−ルズ誤解された政治哲学 公共の理性をめざして | |
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![]() | 堀巌雄 2007/06 (春風社) 標準価格:税込\4,935 ISBN:9784861101120 |
★リベラリズムの守護神か、陳腐な夢想家か、それとも…。政治哲学・倫理学界の巨人ロールズとは、何者か。博士論文から没後の著作までを精読し、既存の解釈が見逃した可能性を汲み上げる。 |
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13.辛酸 なめ子(1974年生まれ)
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【1】 | 自立日記 (文春文庫plus) | |
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![]() | 辛酸なめ子 2007/05 (文藝春秋) 標準価格:税込\550 ISBN:9784167713140 |
★辛酸なめ子、1999年から2001年、25歳から27歳までの日記。恐怖の大王が約束を破った1999年。インターネット関係のトラブルが相次いだ2000年。台風、火事、テロ、狂牛病など恐ろしいニュースの多かった2001年。数多くの仕事をこなしつつ、親から独立する一人暮らしを目指し、成功するまでに起きた出来事を赤裸々に綴る。 |
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14.首藤 若菜(1973年生まれ)
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【2】 | 統合される男女の職場 (双書ジェンダ−分析) | |
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![]() | 首藤若菜 2003/12 (勁草書房) 標準価格:税込\5,670 ISBN:9784326648597 |
★〈男の仕事〉とされてきた職域に女性が積極的に参入しはじめている。男女混合職化の実態と背景を綿密な調査に基づいて明らかにする。 |
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15.池内 恵(1973年生まれ)
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【2】 | アラブ政治の今を読む | |
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![]() | 池内恵 2004/02 (中央公論新社) 標準価格:税込\2,730 ISBN:9784120034916 |
★現地情勢の精査と分析、社会思想の内在的把握、国際政治への現実的で重層的な認識が切り開くアラブ政治論の新地平。 |
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16.渋谷 知美(1972年生まれ)
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【1】 | 日本の童貞 (文春新書) | |
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![]() | 渋谷知美 2003/05 (文藝春秋) 標準価格:税込\798 ISBN:9784166603169 |
★「童貞」は一九二〇年代にはカッコいいと思われていた。戦前から戦後にかけての童貞にまつわるイメージの変遷のなかに、恋愛とセックスが強固に結びつき、男が女によって値踏みされるようになった日本社会の、性観念の変化を読みとる。 |
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17.保苅 実(1971年生まれ)
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【2】 | ラディカル・オ−ラル・ヒストリ− オ−ストラリア先住民アボリジニの歴史実践 | |
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![]() | 保苅実 2004/09 (御茶の水書房) 標準価格:税込\2,310 ISBN:9784275003348 |
★先住民の多様な歴史群を、ポストコロニアル理論を経たいま、排除・包摂しない歴史の多元化が求められている。異文化の歴史を聴き、「通文化化の歴史学」を大胆かつユーモラスに展開。 |
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18.北田 暁大(1971年生まれ)
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【1】 | カルチュラル・ポリティクス1960/70 | |
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![]() | 北田暁大 / 野上元 2005/12 (せりか書房) 標準価格:税込\2,625 ISBN:9784796702690 |
★野上元、水溜真由美と共編。―「戦後」から「消費社会」への転換期の過酷な状況が生み出した切実なテーマをめぐって、“わたし”と“メディア”と“国土”が激しく揺れ動き、「理論/実践」という二分法と格闘する「思想」が真のリアリティを持っていた時代の風景を「“60/70”を知らない子どもたち」があざやかに描き直す。 |
【2】 | 嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス) | |
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![]() | 北田暁大 2005/02 (日本放送出版協会) 標準価格:税込\1,071 ISBN:9784140910245 |
★あさま山荘事件から、窪塚洋介、2ちゃんねるまで。多様な現象・言説の分析を通し、「皮肉な共同体」とベタな愛国心が結託する機制を鋭く読み解く。すぐれた80年代論(原宏之『バブル文化論』)との評価も。 |
【3】 | 〈意味〉への抗い メディエ−ションの文化政治学 | |
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![]() | 北田暁大 2004/06 (せりか書房) 標準価格:税込\2,625 ISBN:9784796702560 |
★マクルーハン、ベンヤミン、キットラー、ルーマンの再評価から、「方法としてのメディア論」を模索する。人文・社会学者にとって「リファー」されることとは、を問う。事例研究として、戦前期日本の無声映画の受容空間を取り上げる。メディアの不透明な「媒介作用」の実相に迫るモノグラフ。 |
【4】 | 責任と正義 リベラリズムの居場所 | |
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![]() | 北田暁大 2003/10 (勁草書房) 標準価格:税込\5,145 ISBN:9784326601608 |
★なぜ“他者”を尊重しなくてはならないのか―責任の論理と正義の倫理。ポスト・モダン時代の「可能なるリベラリズム」を論じる気鋭の社会学者の野心作。 |
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19.東 浩紀(1971年生まれ)
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【1】 | 文学環境論集 (講談社box) 東浩紀コレクションL | |
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![]() | 東浩紀 2007/04 (講談社) 標準価格:税込\2,730 ISBN:9784062836210 |
★批評界のトップランナー、東浩紀が二つの世紀を横断し構築した文芸評論の新しい視座。文学の可能性を大胆に切り拓く論文集と、時代と真摯に対峙し格闘する時評集との二冊組、900ページに迫る渾身の大著。 |
【2】 | ゲ−ム的リアリズムの誕生 (講談社現代新書) 動物化するポストモダン2 | |
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![]() | 東浩紀 2007/03 (講談社) 標準価格:税込\840 ISBN:9784061498839 |
★主著『動物化するポストモダン』の待望の続編。前作の問題意識を引き継ぎつつ、ライトノベル、ゲーム、小説などの横断的な読解を通じて、日本の物語(文学)の行方を展望。文芸批評を超える概念「ゲーム的リアリズム」を論じきる快著。 |
【3】 | 動物化するポストモダン (講談社現代新書) オタクから見た日本社会 | |
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![]() | 東浩紀 2001/11 (講談社) 標準価格:税込\735 ISBN:9784061495753 |
★「データベース型消費」「動物の時代」など、現代日本社会論を切り開く数々のキーワードを生み出し、大きな反響を呼んだ第二の主著。 |
【4】 | コンテンツの思想 マンガ・アニメ・ライトノベル | |
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![]() | 東浩紀 2007/03 (青土社) 標準価格:税込\1,260 ISBN:9784791763252 |
★コンテンツ産業の国を挙げての振興が喧しく言われる現在、マンガ・アニメ・ライトノベルetc.の現場はどうなっているのか。東浩紀がポスト『エヴァ』世代のクリエイターたちと熱く激しく切り結ぶ。まったく新しいサブカルチャー批評の胎動を伝える画期的対論集。 |
【5】 | 東京から考える (NHKブックス) 格差・郊外・ナショナリズム | |
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![]() | 東浩紀 / 北田暁大 2007/01 (日本放送出版協会) 標準価格:税込\1,218 ISBN:9784140910740 |
★同じ1971年生まれである北田暁大との対談。シミュラークルの街・渋谷の変貌、郊外のセキュリティ化、下北沢や秋葉原の再開発に象徴される街の個性の喪失、足立区の就学支援、東京の東西格差、そして、ビッグ・シティを侵食する新たなナショナリズム…これらの考察を経て、リベラリズムの限界と可能性を論じる。 |
【6】 | 波状言論S改 社会学・メタゲ−ム・自由 | |
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![]() | 東浩紀 / 大沢真幸 2005/11 (青土社) 標準価格:税込\1,680 ISBN:9784791762408 |
★保守主義とラディカリズム、「あえて」とアイロニー、2ちゃんねるとSNS、弁証法と動物化、イデオロギーや世代の差異を越え、思想的課題を語りつくす。宮台真司、北田暁大、大澤真幸、鈴木謙介と東浩紀が、メタな理論とベタな現実の往復運動=批評を実践する、画期的鼎談集。 |
【7】 | 網状言論F改 ポストモダン・オタク・セクシュアリティ | |
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![]() | 東浩紀 / 永山薫 2003/01 (青土社) 標準価格:税込\1,470 ISBN:9784791760091 |
★爛熟した消費社会の申し子たる『オタク』という特異な主体の在り様をめぐって、東浩紀と各界の最強の論者が繰り広げる言論のバトルロイヤル。ネット∴ライヴ∴書籍とメディアを横断して展開された妄想と闘争の記録。 |
【8】 | 自由を考える (NHKブックス) 9・11以降の現代思想 | |
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![]() | 東浩紀 / 大沢真幸 2003/04 (日本放送出版協会) 標準価格:税込\1,071 ISBN:9784140019672 |
★大澤真幸との対談。従来の思想が現状への批判能力を失いつつある今、気鋭の二人が権力の変容を見据え、テロ事件から若者のオタク化までの様々な事象を論じながら、時代に即応した新しい自由のあり方を探究する。 |
【9】 | 動物化する世界の中で (集英社新書) 全共闘以降の日本、ポストモダン以降の批評 | |
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![]() | 東浩紀 / 笠井潔 2003/04 (集英社) 標準価格:税込\693 ISBN:9784087201888 |
★団塊の世代に属する笠井潔との対談。親子ほどに年が離れた批評家同士の往復書簡は、集英社新書ホームページ上で連載されたが、対立の激化のため何度も継続が危ぶまれた。妥協のない意見交換を通じて、「動物の時代」という新しい現実に対応する言葉を模索した、知的実践の書。 |
【10】 | 郵便的不安たち# (朝日文庫) | |
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![]() | 東浩紀 2002/06 (朝日新聞社) 標準価格:税込\819 ISBN:9784022613783 |
★90年代とは、いかなる時代だったのか?徹底化されたポストモダンに対峙しながら、複数のモードを越えて、真に思考することの意味を問う。デビューから現在に至る論考の軌跡。 |
【11】 | 存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて | |
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![]() | 東浩紀 1998/10 (新潮社) 標準価格:税込\2,100 ISBN:9784104262014 |
★デリダ研究の俊英として将来を嘱望された東浩紀(当時27歳)の記念すべき初単著。結局、本書上梓後、『批評空間』誌の休刊もあり、東は現代思想を離れて、セキュリティ問題など、「批評」の新たな実践へと進む。 |
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20.萱野 稔人(1970年生まれ)
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【1】 | 国家とはなにか | |
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![]() | 萱野稔人 2005/06 (以文社) 標準価格:税込\2,730 ISBN:9784753102426 |
★国家が存在し、活動する固有の原理とはなにか。既成の国家観を根底から覆し、歴史を貫くパースペクティヴを開示する、暴力の歴史の哲学。 |
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21.堤 未果
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【2】 | 報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 なぜあの国にまだ希望があるのか | |
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![]() | 堤未果 2006/04 (海鳴社) 標準価格:税込\1,680 ISBN:9784875252306 |
★2000年、2004年と大統領選挙にみる不正、大学の費用を餌に高校生をリクルートする軍隊、北アフリカと中東を合わせたより多い飢餓人口などなど、まさに弱肉強食を絵に描いたようなアメリカ社会。その闇の姿を明らかにするとともに、そういった邪悪なイメージとはおよそ正反対の、もうひとつのアメリカの姿を活き活きとした筆致で描き出す。 ★9・11を体験した著者だからこそ伝えられる希望のメッセージ。読み終わった後「まだ世界は大丈夫だ」と思える本である。 |
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