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【日本映画の戦後〜現在】 (No.109 2007.3.16配信号) |
2007年2月25日に発表・授賞式が行なわれた第79回アカデミー賞は、日本語を使用した映画では初の作品賞
候補作品である「硫黄島からの手紙」、女優に限れば、ナンシー梅木以来49年ぶりの日本人俳優の演技部門
候補となった「バベル」の菊地凛子、「もしも昨日が選べたら」でメイクアップ賞候補となった辻一宏が話題となり
ました。 その一方で、日本映画製作者連盟が発表した2006年の全国映画概況によると、邦画の興行収入は過去最高 の約1078億円となり、1985年以来21年ぶりに洋画の約948億円を大きく上回ったというニュースもありました。 いまやハリウッドでリメイクされる程注目の日本映画ですが、今回は戦後GHQ占領下から現在までの歴史を振 り返ります。 |
【1】
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文化と闘争―東宝争議<1946‐1948> | |||
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井上雅雄 2007/02 (新曜社) |
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標準価格:税込\5,985 ISBN:9784788510371 |
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戦車まで出動した争議の内実は?「来なかったのは軍艦だけ」として知られる東宝の大労働争議。 「創造の自由」を求めて困難な争議を生きた映画人たちの闘いを、当事者の日記や組合内部文書、会社のマル 秘資料などに丹念にあたって、はじめて実証的に跡づける。「解放の記憶」をきざむ争議像の再構築。 |
【2】
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天皇と接吻―アメリカ占領下の日本映画検閲 | |||
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平野共余子 1998/01 (草思社) |
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標準価格:税込\3,045 ISBN:9784794207760 |
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天皇と接吻―それは占領軍が映画検閲の対象とした事象の代表例である。天皇陛下の扱いは微妙な問題を含
んでいたので、検閲官は神経質になった。 また、キス・シーンはアメリカ民主主義のシンボルとして大いに奨励された。検閲官と映画人たちの応酬は誤解 に満ち、ある意味で滑稽でもあった。本書は、のちの日本映画および日本文化に決定的影響を及ぼしたといわ れる検閲の実態を、原資料と関係者への取材を通して初めて明らかにした画期的な労作である。 |
【3】
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昭和の劇―映画脚本家・笠原和夫 | |||
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笠原和夫 荒井晴彦 すが秀実 2002/11 (太田出版) |
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標準価格:税込\4,500 ISBN:9784872336955 |
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膨大な取材、激烈な作劇で斬り込む昭和の闇と刺し違えた日本最大の脚本家。 |
【4】
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日本映画史<2>1941‐1959 | |||
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佐藤忠男 2006/11 (岩波書店) |
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標準価格:税込\4,410 ISBN:9784000265782 |
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トーキーに沸き立つ日本映画に軍国主義の足音が迫る。戦争・占領時代を経て、黒澤明・溝口健二らの作品が 欧米に衝撃を与えた1950年代に至る日本映画の黄金時代──植民地、占領地域をも視野に入れ、40余年の 内外での史料発掘の成果をもとに詳述する。 |
【5】
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日本映画史<3>1960‐2005(増補版) | |||
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佐藤忠男 2006/12 (岩波書店) |
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標準価格:税込\4,410 ISBN:9784000265799 |
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60年代、観客激減を背景に映画は若者たちの鬱屈と反抗に目をむけはじめた。かつての「日本映画」の消滅し たいま、ドラマ・アニメ・ドキュメンタリーの分野での映像の可能性に挑む闘いを克明に記録し、アジアに拓かれ た日本映画が精神の危機に応えうるかを問う。 |
【6】
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日本映画史<4> | |||
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佐藤忠男 2007/01 (岩波書店) |
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標準価格:税込\4,410 ISBN:9784000265805 |
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日本映画の百余年は、さまざまな表現の枠をつき破ろうとする映画人たちの闘いの歴史であった。通史とは異 なった視点から、映画が描き出そうとした日本人と日本の諸相を鋭く分析し、近代民衆思想の核心を衝く論稿、 作品目録を組み込んだ詳細な年表と索引を収録。 |
【7】
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映像表現のオルタナティヴ:一九六〇年代の逸脱と創造 | |||
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西嶋憲生(編) 2005/05 (森話社) |
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標準価格:税込\3,360 ISBN:9784916087539 |
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日本の伝統的な映画製作システムが崩壊する一方で、松竹ヌーヴェル・ヴァーグや実験映画をはじめとする映 像表現の多様化と拡張の運動がもたらしたものとは。 |
【8】
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Alternative Movies in Japan:日本映画のパンク時代 1975‐1987 | |||
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リンディホップ・スタジオ(編) 2006/04 (愛育社) |
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標準価格:税込\1,000 ISBN:9784750002613 |
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現在の日本映画を支えるツワモノたちが活動を始めた“ニューウェイヴ”時代をヴィジュアルとインタヴューでここ に再現。 |
【9】
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日本映画のラディカルな意志 | |||
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四方田犬彦 1999/11 (岩波書店) |
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標準価格:税込\3,150 ISBN:9784000017565 |
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北野武、周防正行、押井守、河瀬直美ら新しい監督達の台頭や国際映画界での高い評価などにより、活況を呈 している80年代以後の日本映画を、日本文化の変容と関わらせながら詳細に論じる。現代日本映画を読解する ための必携の書。 |
【10】
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日本映画はアメリカでどう観られてきたか(平凡社新書) | |||
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北野圭介 2005/08 (平凡社) |
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標準価格:税込\756 ISBN:9784582852851 |
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一九五二年にアメリカで公開された『羅生門』は衝撃をもって迎えられたが、その評価の内実は意外と知られ ていない。黒沢明から溝口健二、小津安二郎、大島渚、伊丹十三、宮崎駿まで、戦後の日本映画がアメリカで 「いかに受容されたか」を豊富な資料を基に分析する。映画を通して浮かびあがる、異色の「戦後日米文化交 流史」。 |
【11】
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争議あり―脚本家・荒井晴彦全映画論集 | |||
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荒井晴彦 2005/10 (青土社) |
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標準価格:税込\3,990 ISBN:9784791762118 |
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ピンク映画の助監督からアイドル映画のシナリオ執筆、監督作品のベストテン入りまで。映画の地獄から天国 までを知り尽くしたプロ中のプロが、1000本の映画を、現場を、そして作り手たちを、表から裏まで語り尽くす。 |
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