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【日経・経済図書文化賞 2006年度受賞作!】

(No.82 2006.11.4配信号)



日本経済研究センターと日本経済新聞社が、経済・経営に関する図書の中から学問の向上に貢献した著作、 啓蒙書など優れた作品を表彰する、日経・経済図書文化賞の第49回目の受賞作が、11月3日に発表されました。
※受賞作一覧はこちら(日本経済研究センターHP)
ここでは、栄えある本年度の受賞作と、受賞者の近刊図書を合わせてご紹介いたします。

Books
★2006年(第49回)受賞図書★

【1】
マクロ金融政策の時系列分析

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宮尾龍蔵
2006/06 (日本経済新聞社)



標準価格:税込\3,990  ISBN:4532133157



進展著しい時系列手法を駆使し、流動性のわな、インフレ目標政策、マネーサプライ、為替レート政策などの金 融政策の効果を分析。長期不況下で政策効果は低下し、影響力は限定的だったことを徹底検証した渾身の作。

(受賞者の近刊図書)
コア・テキストマクロ経済学
宮尾龍蔵  2005/09 (新世社;サイエンス社)
標準価格:税込\2,730 ISBN:4883840913


日本の長期デフレ停滞に対し、マクロ経済学がどのような分析と処方を示せるかという問題意識に立ち、マクロ 経済の学習と日本のマクロ経済の理解とを一体化して解説。
気鋭の著者がマクロ経済学の基礎から中級までの内容をオリジナルな統計資料を基に丁寧に説き明かした最 新テキスト。

【2】
日本経済の環境変化と労働市場

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阿部正浩
2005/09 (東洋経済新報社)



標準価格:税込\3,675  ISBN:4492394443



日本の労働市場では何が起きているのか。多数のマイクロデータを駆使し、グローバル化や技術革新、少子高 齢化、高学歴化などさまざまな分野から労働市場の構造変化に迫った力作。

(受賞者の近刊図書)
日本企業の人事改革―人事データによる成果主義の検証
都留康 阿部正浩 久保克行  2005/03 (東洋経済新報社)
標準価格:税込\3,360 ISBN:4492260730


90年代後半浸透した成果主義的人事制度は、日本企業に何をもたらしたか。生のデータを駆使して人事制度改 革や企業合併に伴う人事制度統合のプロセスを吟味し、その効果を検証する。

【3】
国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来

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富田俊基
2006/06 (東洋経済新報社)



標準価格:税込\6,300  ISBN:4492620621



絶対王政時代から第2次大戦後まで500年間に及ぶ、世界の国債市場の歴史をたどる。国債の金利は常に歴 史の行く末を見通していた。財政論議に貴重な示唆を与える大著。

(受賞者の近刊図書)
経済政策の課題―経済改革からデフレ出口戦略まで
野村総合研究所 富田俊基  2004/09 (野村総合研究所;NRIシェアードサービス)
標準価格:税込\3,150 ISBN:4889901140


「21世紀初頭の経済政策の課題は、張り巡らされてきた保護救済型のセーフティネットを真に必要な領域に限 定し、将来にわたって持続可能な自立支援型の政策体系に組み立て直すことにある。」筆者のこれまでの論考 をもとに、経済政策のあり方を根本から問い直す。

【4】
帝国と慈善ビザンツ

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大月康弘
2005/07 (創文社)



標準価格:税込\9,975  ISBN:4423460580



史上初のキリスト教帝国ビザンツ。普遍的なキリスト教ローマ理念は、多様な民族から成る世界に号令をかける 皇帝のもと、集権的な富の収奪・再分配機構を構築した。
諸民族を包含する統合の範型を創った帝国は、後のキリスト教、イスラム両世界にとって一つの規範となり、現 代にも甦る。近代西欧の合わせ鏡として、ネガティブ・イメージのもとに語られたビザンツ。その認識像に潜む近 代人の自画像を検証しつつ、今日世界に伏流する帝国の文法を、源流に遡って解きほぐす。
帝国とは何か、を考える上での貴重な参照系。

(受賞者の近刊図書(訳書))
皇帝ユスティニアヌス(文庫クセジュ)
マラヴァル,ピエール(著) 大月康弘(訳)  2005/02 (白水社)
標準価格:税込\999 ISBN:4560508836


かつての地中海世界を取り戻そうとした、6世紀のビザンツ皇帝―ユスティニアヌスは、西欧法体系の礎『ローマ 法大全』を完成させた。その多彩な事績を示す、信頼のおける歴史書。

【5】
障害者の経済学

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中島隆信(著)
2006/02 (東洋経済新報社)



標準価格:税込\1,575  ISBN:4492313591



障害者を含めた日本国民全体が豊かで幸せな生活を送れるよう、限られた資源をどのように活用、配分し、 制度を設計すればよいかを、同情や善悪論を排した経済学的視点から分析する。

(受賞者の近刊図書)
これも経済学だ!(ちくま新書)
中島隆信(著)  2006/08 (筑摩書房)
標準価格:税込\756 ISBN:4480063145


従来、経済学のテーマとしてはあまり取り上げられてこなかった、各種の「伝統文化」、「宗教活動」、さらには障 害者などの「弱者」について、その奥に潜む合理性の仕組みを明らかにする。

(受賞者の近刊図書)
お寺の経済学
中島隆信(著)  2005/03 (東洋経済新報社)
標準価格:税込\1,575 ISBN:4492313451


意外にもコンビニエンス・ストアの倍近く存在するお寺。一体お寺は何のために存在し、誰がどのような活動をし ているのか。戒名や税金などを経済学的視点から鋭く分析し将来像を描く。


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